ミキサーと各接続について

2024.11.222024.11.25
特集記事

今回は音響機器を使用する上での、ライブセットをご紹介したいと思います。

1.ミキサーの役割って?

ミキサー(Mixer)は、オーディオ信号を混合またはブレンドし、必要に応じて増幅するためのデバイスです。大きくはアナログミキサーとデジタルミキサーで分類され、DJや音楽制作、ライブパフォーマンスなど、さまざまな音響関連のアプリケーションで使用されています。以下のように機能が分かれています。

チャンネル

ミキサーには通常、複数のチャンネルがあります。各チャンネルは異なる音源(マイク、楽器、再生機器など)を処理するためのもので、それぞれに入力ソケットや調整ツマミがあります。

入力

チャンネルごとに複数の入力があります。これにはXLR(マイク)やTRS(ラインレベル、楽器)、RCA(再生機器など)などの入力端子が含まれます。

プリアンプ

マイク入力にはプリアンプがあります。これは、弱いマイク信号を増幅して、ミキサー内で処理可能なレベルに引き上げる役割を果たします

イコライザー

各チャンネルには、低音、中音、高音を調整できるイコライザーが備わっています。これにより、音のバランスを調整し、フィードバックやノイズの対処が可能になります。

フェーダー

各チャンネルには、音量を調整するためのフェーダーがあります。マスターフェーダーは全体の音量を制御します。

エフェクトセンド

チャンネルごとにエフェクトセンドがあり、外部エフェクトプロセッサーに信号を送ることができます。これにより、リバーブやディレイなどのエフェクトを追加できます。

バス

ミキサーには、複数のチャンネルをグループ化して処理するためのバスが存在します。これにより、サブミックスやグループ処理が可能になります。

メインアウト

ミキサーから最終的な混合信号を取り出すためのメインアウトがあります。これは通常、パワーアンプやスピーカーシステムに接続されます。

モニターセクション

ヘッドフォンジャックやモニタースピーカーに接続するためのモニターセクションが用意されています。これにより、アーティストやオペレーターがミキサーからの信号を監視できます。

2.定番ミキサーシリーズ

セットの規模にもよりますが、使われている中規模サイズではBehringer、Allen & Heath QU、Soundcraft Si Expression、Yamaha TFなどのシリーズが有名です。

画像出典:amazon
Behringer X32シリーズ
Allen & Heath QUシリーズ
Soundcraft Si Expression
Yamaha TFシリーズ

3.ミキサーと各接続について まとめ

ミキサーはライブセットなど音響関係にかかせないものとなっています。
基本的な機能はご紹介しましたが、他にも様々な機能、種類がございますので機会にご紹介したいと思います。