1.どのように作成されているの？

PCでの楽曲制作には様々な方法が使われていますが、一般的な行程は以下のようになっています。

1.DAWの選定

作成したい楽曲のスタイルに合わせ、DAW（Digital Audio Workstation）のチョイスを行います。

有名なDAWには、Ableton Live、Logic Pro、FL Studio、Pro Tools、Cubaseなどがあります。
楽曲のスタイルによって有効なDAWソフトウェアを選んでみてください。

2.トラックの基盤を作成

基本的なビートやリズムを作成します。これにはドラムパターン、ベースライン、コード進行が含まれます。こちらはPCソフトウェアで作成するパターンと楽器の録音をするパターンがあります。
ソフトウェアで作成する場合は、
https://splice.com/
https://www.loopmasters.com/
https://www.loopcloudsound.jp/
https://www.producerloops.com/
など、サイトで音源をダウロードしたり、購入する形になります。他にも音源を販売しているサイトがありますので、楽曲のスタイルによって適選いただくことをお勧めします。

3.ハーモニーとメロディ、上音の作成

上音と呼ばれる、楽曲に対して装飾的な意味を持つサウンドを作成します。楽曲のジャンルによっては少ないこともありますが、重要な要素となります。DAWや外部のツールを使用しエフェクトを足すなどしていきます。

4.ミキシング

各トラックのボリューム、フェーダー、イコライザー、エフェクトなどを調整して、楽曲全体のバランスをとります

5.マスタリング

マスタリングは、最終的な楽曲に仕上げを施すプロセスで、トラック全体の音響的な処理や調整が行われます。ミキシングと異なる点は、出力形式、デバイスに対してどのようなサウンド、仕様になるのかも含め調整が必要です。

6.最終バージョンの作成

すべての変更や調整を組み込み、最終バージョンの楽曲を完成させます。

2.DAWの種類、定番シリーズ

DAWにも様々な種類がありますが、一般的、定番とも言えるものをご紹介します。
各DAWに備わっている機能はリストにするには多いので特徴を抜粋させていただきます。

Ableton Live

音楽制作とライブパフォーマンスに特化したDAW。リアルタイムでのループの作成やサンプリングが得意です

Apple Logic Pro

macOS専用のDAWで、音楽制作や録音、ミキシングなどが幅広くサポートされています。高品質な仮想楽器やエフェクトが付属しています。

Avid Pro Tools

プロフェッショナルなオーディオ制作やポストプロダクションに広く使用されているDAW。音声録音やミキシングの機能がに特化しています。

FL Studio

インターフェースが直感的で、EDMやヒップホップなどの電子音楽制作に適しています。WindowsおよびmacOSで利用可能

Steinberg Cubase

MIDIとオーディオの両方に強力なサポートを提供するDAW。ポピュラーな仮想楽器やエフェクトが含まれています。

Presonus Studio One

直感的なユーザーインターフェースと、使いやすいワークフローを備えたDAW。初心者からプロまで幅広く利用されています

3.PCで楽曲作成まとめ

DAWを使用した楽曲制作の行程や、DAWの種類についてご紹介させていただきました。
ハウス、テクノ、ヒップホップのビートメイク、はたまたギターやシンセサイザーの録音編集、どのような楽曲ジャンルかによって、制作方向性は大きく変わってきますので、何が必要かを本記事を参考にチョイスしてみてください。